(2006/1/3)
「contrail / 秀景満」レコーディング風景
2005年12月2日、遂にCDリリースされました! 「contrail / 秀景満」待望のファーストアルバム! 村井秀清(P)、平井景(Drs)、須藤満(B) ゲスト;原田芳宏(Steel Pan)、宮崎隆睦(Sax)、NAOTO(Violin) 詳細はこちらのページで→「秀景満について」 このレコーディングが行われたのは、リリースからさかのぼること、およそ半年前。 2005年7月27日〜28日「砧クレッセント・スタジオ」 それはそれは、真夏の太陽が照りつける暑い暑い二日間でした。 ドラムセットはたくさん持ち込みました。 そのスタジオの特性も行ってみないと分からないし、 とにかく収録曲がバラエティーに富んでいるので、 いかようにもその場で対応できるように。 バスドラ(足でドンドン踏むやつ)は三つ。 スネア(小太鼓)は十個近かったかな。 シンバルは数え切れません。 とにかくこのレコーディングは、時間との戦いでもありました。 二日間で11曲、ゲストも三人迎えるし、なかなかタイトなスケジュールです。 ドラム・サウンドの「音決め」は、 私にとってまず最初にあたる最大の課題。 時間が限られてるとはいえ、気に入らなければ、とことんまで 録音エンジニアさんとやり取りして、マイク選択なども含めて どういうサウンドの方向性で音を録るかを決めていく。 やはり初対面で相手の録音した音に 意見するのは勇気がいるし、当然緊張も走ります。 でもこの「信念のやり取り」の時間で、 互いに信頼関係が生まれるです。もちろん、今回もそうでした。 さてさて・・・ 全員の「音決め」が済んだら、 あとは「演奏」と「プレイバック(録った演奏を聴き返すこと)」の繰り返し。 だいたいは、一曲につき一回か二回ほど 皆で演奏してみて、 「ええんちゃう?サイコー、サイコー。」 「ほな、次の曲!」 という感じです。 もちろん、「録り直したい!」 「いや、このテイクがイイ!」なんていうバトルもありましたが。 それでも、それでも。。。 時間がタイトとはいえ、このバンドの録音は なーんかリラックスしてるんですよねー。 写真を後から見て分かるんですが、 プレイバックを聴いている時って、基本的にポケ〜〜っと アホみたいな顔してるんですね。 集中するとどこかにトリップしてるのでしょうか。 で、ジーッと停止してるか、落ち着きなく揺れてるかのどちらかのようです。 傍から見てると面白い光景でしょうね。 ライブをゲストの方たちも含めて、たくさんやってきた仲間だからこそ 生まれるこの演奏内容。 そして、空気感と温度。。。イェイ! ここで、レアな写真。曲目リストをお見せしましょう。 録音が完了したら赤丸を付けてました。 そして、左側の数字は録音した順番です。 その日のゲストが来る前に、トリオで録れるものから録っていこうっていう方針でした。初日はNAOTO君、二日目は原田さん、宮崎君は両日とも来ていただきました。 アルバムのラストを飾る"Our country"は、一番最後に録ることを決めていました。 ゲストの皆も帰った二日目の深夜、 秀景満の三人だけで、スタジオを暗くして、静かに演奏しました。 おかげさまで、ファーストアルバム「contrail/秀景満」 全国的に大変な好評をいただけているようで メンバー、スタッフ一同、とても喜んでおります。 応援してくださっている皆様、本当にありがとうございます! バンド結成してから丸四年。 まぁ、よく続いているもんです。 いやいや、勢いはむしろ加速し続けてます。 ここで改めて、いろんな意味でですね。 「すごいバンドだなぁ。。。」と我ながら感心する次第であります。
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