平井景のお気に入りアルバム
『影響を受けた音楽やアルバムは?』『オススメのいい音楽ない?』『好きなドラマーは?』などの質問や要望がよく寄せられます。どれも一言で表現できず、いつも困ってしまいます。そこで、私が気に入っているアルバムをここで選んでご紹介することにいたしました。これらから私が、どんな音楽に影響を受け、どんなドラマーが好きなのかがおのずとわかっていただけると考えます。今後も思い付くたびに追加していきます。皆さんの"お気に入り"がひとつでも増えることを願って。それではまずは、私がドラムを始めたころ多大なる影響を受けたこのアルバムから……。
DEEP PURPLE
『Live in Japan』(1972)
中学に入ってロック系の音楽に本格的に興味を持ち、初めて自分で洋楽のレコードを買ったのが、「DEEP PURPLE/Speed King」。その後、ブリティッシュ・ハード・ロックの歴史に今も残るこのバンドのアルバムを買い続け、「Live in Japan」にはかなりの衝撃を受けました。
歌もののロックなのに、ヴォーカルと同じくらい各楽器の存在感があり、各々のメンバーもバンド自体もスピード感があってかっこよい! 当時の音響設備でこの音質というのも、すごい。今みたいに音を加工しすぎるのは、考えもの。2枚組で7曲という、今の慌ただしい時代にはない曲の長さ……。しかし、ドラマチックな展開のある長めの曲が好きなのはこの頃からか。
このバンドのアルバムはほとんど持ってます。一時期、"王様"とかいう日本語直訳のタレントもこのバンドの曲を多数とりあげておりましたなぁ。「Highway Star」「Smoke on the Water」などは有名。
ドラマー的見地から
ディープ・パープルのリズムの核を担うのは、ドラマーのイアン・ペイス。今聴いても最高! 昔、胸が熱くなった頃を思い出すなぁ……。リズム・パターンからフィルイン(節目節目に入るドラムのフレーズのこと。日本では「おかず」と呼ばれる)からとにかく歌ってるし、曲の展開のさせ方にドラマを感じる。私のドラムの基本は、この人のパクリです。
KEITH JARRETT
『My Song』(1978)
大学生の頃は、休日の午後、部屋にいる時はこれでした(これは夜だと言う方もおられるでしょうが……)。
もう別次元でピアノを弾いておられる、キース・ジャレット。特に "KEITH JARRETT TRIO"、通称 "Standards" と呼ばれる究極のピアノ・トリオとしてのアルバムは多数出ており、どれも素晴らしい!(KEITH JARRETT(P)、GARY PEACOCK(B)、JACK DEJOHNETTE(Ds))
それから、大好きなのがこの"My Song"! 通称 "EUROPEAN QUARTET" と呼ばれるメンツによるもので、ヨーロッパ・ジャズを代表するレコードレーベル "ECM" のあの独特のサウンドを担う方ばかりとの録音なのです。
すべてキース・ジャレットの手によるオリジナル曲ですが、ジャズとフォークソングのテイストが入った、彼独特の世界。耳に残るメロディーと深いサウンド。そしてそれらの曲が、このメンバーを欲している感じ。彼らがこれらの素晴らしい楽曲を演奏することで生まれる空気感を楽しめます。
ドラマー的見地から
ドラマーは、JON CHRISTENSEN(ヨン・クリステンセン)。このプレイ・スタイルは、一つのジャンルを確立してますな。このアルバムでも聴かれる、何とも言えないビート。
4拍子で2拍目と4拍目にはっきりアクセントがくるような、西洋のポップスやロックの定番である、いわゆる8ビートや16ビートでもなく(譜面上はそうなんだけど)、ボサノバにみられるパターンにも近いような……。それでいてはっきり一定したパターンでもなくジャズのように自由で柔らかい印象。
この何とも説明できない(譜面にも書き様のない)雰囲気で演奏したいとき、我々、共通の認識を持った近いミュージシャンの間では、『この曲は、“ECM風の8ビート”でいこう!』とか言ったりしてます。
ECMとは、前述の通り、独特の空気感をもったアルバムを世に送り出しているドイツのレコード会社で、ジャズの一つのジャンルとして認識されているほどだと思います。代表的なもので、このKEITH JARRETT (Piano)のほか、PAT METHENY (Guitar)の初期のもの、KENNY WHEELER (Trumpet)やJAN GARBAREK (Sax)やDAVE HOLLAND (Bass)らのリーダー作があり、どれもよく聴いています。
PAT METHENY GROUP
『Letter From Home』(1989)
私が最も憧れるアーティストの一人、パット・メセニー。ギタリストとしてさまざまな方面で名演を聴かせる他、自己のグループもメンバーの入れ替えはあるものの、長い間世界のトップ・グループとして精力的に活動を続け、プロデューサーとしても活躍。私はギタリストではないのでマニアックな詳しいことまでは分かりませんが、太くて暖かく、時には感情的な彼独特のギターの音色と、歌心の溢れるギター・プレイがとても好きです。そして楽曲もポップでドラマティックで私好み。そしてどのアルバムも、特にパット・メセニー・グループ名義のものはサウンドの細部にまでとてもこだわりが感じられ、ドライブとかで流していても心地よいし、また、じっくりと何度聴いても素晴らしい発見があったりします。
彼がリーダーとしての活動に限っていうと、まず、ジャズ寄りのセッションに近いかたちで録音される彼の個人名義のアルバムと、それから "PAT METHENY GROUP" として作り込んだサウンドを聴かせるアルバムとを並行して、発表してきているようです。
彼が20代半ばで発表した「PAT METHENY GROUP/想い出のサンロレンツォ」は、"PAT METHENY GROUP" としてのデビュー・アルバムであり、サウンド的に少し時代は感じますが、楽曲・演奏共に本当に素晴らしいものです。
それから何枚ものアルバムを経て、大きくメンバーチェンジした後のこのグループは、ブラジル音楽の影響も受け、更に緻密なサウンドに。その一つの頂点にも感じるのが「PAT METHENY GROUP/Letter From Home」! もはや即興演奏という意味での「ジャズ」のアルバムではないと思います。曲は比較的コンパクトでポップで、音色も演奏も最高! 何度聴いても飽きないなぁ。もうどれくらい繰り返し聴いていることでしょう。
ドラマー的見地から
1曲目から7拍子(いわゆる変拍子)ですが、なんと自然な! その他にも多々、変拍子や複雑なリズムの仕掛けが見られるのですが、まったく不自然さを感じさせない楽曲と演奏。どれにも意味があり、カッコイイ。パット・メセニーはシンバル・ワークの上手いドラマーがお好みのようで、バスドラがドンドン鳴ってるようなファンキーなドラムプレイはあまり聴けませんが、バンドの方向性を決める重要なサウンドを出している。真似をするのは難しい。
ただこのバンドに関しては、ドラムのプレイがどうこうというより、バンド全体の音に私はただただ浸っております。

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Letter From Home
PAT METHENY (G)
LYLE MAYS (Key)
STEVE RODBY (B)
PAUL WERTICO (Ds)
PEDRO AZNAR (Voice etc.)
ARMANDO MARCAL (Perc)

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Pat Metheny Group
(邦題:想い出のサン・ロレンツォ)
PAT METHENY (G)
LYLE MAYS (Key)
MARK EAGAN (B)
DAN GOTTLIEB (Ds)
中島みゆき
『寒水魚』(1982)
このアルバムを初めて聴いたのは、発表されてからしばらく経った、私が中学3年生の頃。どの曲も暗い……。ノリノリのナンバーなんて1曲も無い……。しかし、最後までまったく飽きずに集中して聴かされたことにまず驚いた記憶があります。曲がイイ! 暗いけどイイ! その後、彼女のアルバムはかなりの枚数を聴いたし、コンサートにも行きました。
15年位前にかなりロックっぽくサウンドが変化したのですが、楽曲の本質は変わってない。個人的にはそれ以前の比較的アコースティックなサウンドのアルバムが好きです。「愛してると云ってくれ」とか「予感」とか「臨月」とか……。
ドラマー的見地から
中島みゆきのアルバムやコンサートは超一流ミュージシャンがサポートしているのですが、敢えて言います。
とにかく彼女の「歌」や「歌詞」を聴きましょう!
そのことは、バックのミュージシャンにとっても本望なはずです。
MILES DAVIS
『My Funny Valentine』(1964)
マイルス・デイヴィスに関しては、ホント皆さん一家言おありの方が多いので、私が云々述べるのもおこがましい気もします。いつも仲良くしてもらってるトランペッターの高瀬龍一氏ときたら、世に出ているアルバムは全てコレクションしてるのではないかと思われ、ポスターからTシャツ、挙句の果ては通販で"Miles"のロゴの入った帽子まで買って嬉しそうにかぶっておられる。
さて、一口にマイルスの音楽と言っても、時代によってさまざまなサウンド形態の変遷があり、そのそれぞれがジャズの歴史に少なからず影響を与えたと言っても過言ではないくらい、常に最先端、ある意味実験的なものでした。
私は'60年代中後期のマイルス・バンド、すなわち若かりしドラムスのトニー・ウィリアムス、ピアノのハービー・ハンコック、ベースのロン・カーターらが在籍していた頃が特に好きです。
この「My Fanny Valentine」というライブ・アルバムともうひとつ、「Four & More」というライブ・アルバムは同じ日に演奏されたもので、比較的ゆっくりした曲が前者に集められています。
ジャズ的インプロヴィゼイション(即興)と単なるセッションでは成し得ないであろうバンドの一体感、いやむしろ立体感が満喫できるライブ・アルバム。音楽の展開の仕方やバンドのアンサンブルの素晴らしさは、あらゆるジャンルの音楽に通じる要素が詰まっているとさえ思えます。
そして全体を通して途切れることのない、ものすごい緊張感! マイルスがトランペットを吹いていない間も彼の存在自体がそれを生み出しているのです。
百聞は一聴にしかず。とにかくこれは「買い」でしょう。
ドラマー的見地から
マイルス・デイヴィスという人は、とにかく「ドラマー発掘」の天才。彼のバンドにはいろんなドラマーが在籍しましたが、必ずと言っていいほど皆「音楽の一時代を担うドラマー」になっています。このアルバムで演奏しているトニー・ウィリアムスも、若干17歳の頃マイルス・バンドに誘われ、その驚異的なテクニックと音楽的アプローチはジャズ界に大きな革命を生んだと思います。
このアルバムでの彼の瞬発力や判断力を聴けば、天才であることを否定できません。
実際に19・20歳位の若造がこんな演奏をするのを目の前で見たらショックで鼻血出るだろうなぁ……。

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My Funny Valentine
MILES DAVIS (Tp)
GEORGE COLEMAN (Sax)
HERBIE HANCOCK (P)
RON CARTER (B)
TONY WILLIAMS (Ds)
STEELY DAN
『Aja』(1977)
“スティーリー・ダン”とは、ドナルド・フェイゲン(主にVoやKey)とウォルター・ベッカー(主にGやB)の2人のユニット名であります。その他のミュージシャンは各楽曲に合わせてセレクトされており、どのアルバムも世界の一流どころが大勢参加する豪華なものとなっております。
彼らの楽曲は歌ものポップスでありながら、一度聴いただけではなかなか覚えられない独特のメロディーと凝った構成でできているものが多い。ただ、ひとたびハマッてしまうと、もう逃れられない中毒性を持っております。不思議なメロディーが頭を駆け巡ります。
曲良し、歌良しで、ドラマティックな展開、そして最高のグルーヴ!! うーん、あたし好み。
ドラマー的見地から
スティーリー・ダンのアルバムで、ドラマーのハズレ無し!
この「Aja(エイジャ)」も、全7曲中ドラマーが6人参加。つまり、ほとんど全曲でそれぞれ違うドラマーを楽しむことができるわけです。ドラムスという楽器は、その曲の印象やサウンドの方向性を決める鍵を握っていると私は考えますが、これにはこんなにさまざまなドラマーが参加しているのに、アルバム全体の統一感がちゃんととれているのは凄いことです。
2曲目のタイトル曲でドラムスを叩くは、ドラマーで知らない人はいないと断言できるドラマーの中のドラマー、スティーブ・ガッド!! 前半と後半の間奏部分で圧巻のドラム・ソロが聴かれますが、スティーヴ・ガッドの十八番(おはこ)ソロ・フレーズがほとんどすべて惜しげもなく出ております(笑)。
その前半の間奏は、ウェイン・ショーター(Sax)のソロと同時にドラムが叩きまくっている。おーっ、なんという発想! こんな風に、スティーリー・ダンである2人のそのプロデュース能力の高さを随所に見ることができるわけです。
そのドラム・ソロの最後に『カチッ』という、スティックがドラムの縁(リムという部分)に当たる音が聞こえます。『あっ、叩き損ねた』と私はニヤッとした訳ですが、このように重箱の隅を突つきたくなる程に完成度の高いアルバムをこのユニットは作るのだということです。しかし、あまりに素晴らしいドラム・ソロに、『何? 空振り? オー、ノープロブレム! このテイクをそのまま使おうゼ!』きっとそうだろう……、と録音風景の想像が膨らむのでした。
それにしても、いつどこで何度聴いても"ガッド"はカッコイイ! イェーイ!
それから、R&B(リズム&ブルース)やモータウン系の音楽に影響を、いやその音楽を確立させた超大御所ドラマー、バーナード・パーディーもこのアルバムに参加しております。彼の看板リズム [パーディー・シャッフル(自称)] をやっております。自分で自分の名前をリズムに付けるなんて、おもろいおっさんです。"TOTO"というグループの元ドラマー故・ジェフ・ポーカロが生前、「どこのクリニックに行っても、『ロザーナ』(TOTOの大ヒット曲)における私のドラム・パターンのことばかり聞いてくるので、うんざりしている。そういう奴らに限って、私が手本とした、スティーリー・ダンで聴くことのできるバーナード・パーディーのドラム演奏を知らなかったりするんだ」とインタビューで怒っておりましたなぁ。
武満徹
『波の盆』(1983)
1996年にこの世を去った偉大なる作曲家、武満徹。彼の死は、日本よりも海外の新聞で大きく取り上げられました。
このアルバムの楽曲は、彼の作風としては異色だろうと思います。1983年に民放の特別番組「波の盆」の音楽として録音されたものです。その役割からか、いくつかのテーマにそった短い曲がいくつも収められておりますが、そのそれぞれのクオリティーの高いこと!!
以前、ギターリストの宮野弘紀さんと共演し打ち上げで飲んだ後、朝方彼の家にお邪魔したときのこと。初めてこのレコードと出会いました。もう廃盤になっていると聞き残念に思いましたが、酔っ払いながらも耳にした感覚を忘れることができず、その後あちこちで探しました。そんなある日、CDで再発になったものを発見したのです。それからは、いまだに何度も繰り返し聴いております。
感じることは、「とても日本の風景に合う」ということ。オーケストラという、クラシック音楽の楽器編成をとっていながら、見えてくる風景は西欧ではなく、「日本」。
これを聴く時は、日本の田園が広がる所でもよし、海岸でもよし、はたまた都会の雑踏・渋滞中の車の中でもよし。とても優しい気持ちになります。中には暗ーい楽曲もありますが、内容はやはり充実。あー、いつかこれらの様な曲を書いてみたい!!
私はこう実感してなりません。世界の「日本人」武満徹!!
世界レベルでありながら、この「日本人」というところが海外でも評価されたのでしょう。まったくそうありたいものだと痛感する私でありました……。
ドラマー的見地から
このアルバムでは、ドラムスの演奏は聞かれません(笑)。オーケストラで使われる打楽器は多少入っておりますが……。これを聴いていると、ドラムが入っていようがいまいが、どうでもよくなるんですよねー。

※現在廃盤につき購入できません
武満徹(作曲)
東京コンサーツ(演奏)
岩城宏之(指揮)
JOHN COLTRANE
『Ballads』(1962)
「神」と呼べばいいのか、「伝説」と言うか、「バイブル的存在」と言うか、「基本」なのか……。現在活躍するすべてのテナーサックス奏者に影響を与えたと言っても過言ではないであろうその人、ジョン・コルトレーンが62年に残した名盤がこれ。数々ある他の作品とは印象として一線を画すものでしょう。その名の通り、バラードの名曲揃い。
言い方に語弊があるかもしれませんが、ジャズをあまり聴かない人にも“聴きやすい”。そのため、女性ファッション誌などで「おすすめのお洒落なアルバム」「デートの時はこれ!」風に紹介されること多数。そんな記事を見ると私は、一瞬「カチーン!」ときたりして。紹介のされ方、いや動機が「軽すぎる」!! 俺のアルバム選が同じように見られると困るので、意地でも載せるか!! と思っておりましたが、やはり名盤は名盤。きっかけは何であれ、こういう「いいもの」を耳にする人が一人でも増えることはいいことだと思い直しました。
始まった瞬間からこのアルバムの世界に入り込めます。どの曲もコンパクトにまとめられており、確かに聴きやすい……。そして各楽器の定位も面白い。サックスが左に、ドラムが右にいたりして。4人の名手の素晴らしい演奏も、サックス、ピアノ、ドラムス、ベースという楽器の魅力も存分に味わえる音作り。
大学のジャズ研にいた頃、「このアルバムは良いに決まってるから、最高の彼女ができたときに二人で楽しむため、それまであまり聴かずに置いてある」と言う先輩トランペッターがおられました(笑)。その後、聴いたかなぁ……。
ところで、さっき述べた理由で大勢のOLねーちゃんもこのCDを買っていることと思いますが、これを気に入って他のコルトレーンのアルバムを買ったとしたら、ひっくり返っているかも知れないなぁ……(笑)。けっして悪い意味ではなく、スピーカーの前で、じっとその魂のこもった演奏を聴く、といった感じですから。また言い方に語弊があるかなぁ……。
ドラマー的見地から
このジョン・コルトレーン・カルテットのドラマーは、これまたすべてのジャズ・ドラマーに影響を与えたと言える、超大御所、エルヴィン・ジョーンズ! 伝説を残してきたジャズの巨人達が次々に亡くなっていく中、この方は今でも現役バリバリ。奥さんも日本人だし、以前日本に住んでいたこともあるほどの親日派。
私は、ジャズではよく使われるブラシ奏法(針金みたいなのが束になってるやつ)の影響をこのアルバムから最初に受けました。高校生の頃、「なんでブラシでこれほど表現できるのだろう?」と衝撃を受けたものです。
このアルバムに限らず、彼の演奏には常に本能的なものを感じ、あのダイナミクスとスピードは動物的とも言えます。やっていることを分析すると、ものすごいテクニックと瞬発力が必要なんですけど。
彼が来日するときは自己のグループを率いてのことが多いのですが、エルヴィンの代弁者として前説に立つ彼の奥さんの「ながーいお説教」を覚悟の上で(笑)、彼のドラムスに圧倒されに皆で行きましょう!