(2014/05/23)
これからの夢を担う、小学六年生たちへ ~ゲスト・ティーチャー~
先日、東京都内の小学校へ招待され、六年生全員に「将来の夢について」メッセージを届けてきました。
内容は・・・
- ドラマーというお仕事について
- 作曲して、”音楽を創る”というお仕事について
- 自分の子ども時代を振り返って
- “生きる道”を決める瞬間
- “夢を持つ”ということ
私は「どうせやるなら・・」とつい思ってしまう性分で、ドラムセットも持ち込んだり、みんなに見てもらいたいDVDを作っていったり、つい凝ってしまいます。
なにより、“ドラムの音”は、子供たちに強力に受けます。講演の一発目は、いつもドラム・ソロ。子どもが身を乗り出して、目をまん丸にして、これまであまり聞いたことないだろうドラムの生音に、すごい衝撃を全身で受けている様子がわかります。
私からすると「なめんなよ!」って意味で(笑)。そうすると、そのあとのお話も、しっかり聞いてもらえます。
今回は、最近やらせていただいた音楽制作のお話も。
- テレビを無音にして、映像だけを見てもらう。
- 音楽付きで、同じ映像を見てもらう。
- 「何もないところから、どうやって音楽を作ったのか」お仕事のお話をしてから、また見てもらう。
- 同じ映像で、別バージョンの音楽も見てもらう。
見え方も、聞こえ方も、違って感じられたようです。こういう不思議って、楽しいですよね。
「やりたいこと、やってみたいこと、なんでもいいので、とにかく凝りまくって、情熱持ってほしい。きっと人生が楽しくなる。」って伝えました。
「俺は自分のやりたいこと貫くために、学生の本分である勉強も、めちゃくちゃやったよ!」って付け加えました。親や周りに突っ込まれないためにも、やることはやる。「勉強しなさい!!」なんて言わせない(笑)。
その学問の「この何が面白いんだろう? どういう意味があるんだろう?」って、本質を探る気持ちで取り組むと、見えてきた時に面白くなる。「勉強も、どうせやるなら・・楽しめた方がいい!」
これまでにもちょくちょくこういうことをやっていますので、以前のエッセイでもレポートをしてきていますが、先生に「また内容がバージョンアップしていますね!!」と言っていただき、私も子供と接することに慣れてきたり、お話する経験もそれなりに増えているのかなと思いました。
最後に、百数十名の生徒みんなと言葉を交わし、握手をしました。これは、みんなから私に、感動と勇気をくれるものでした。彼らは老人ホームなどにも訪れて、会話の難しいご老人たちともたびたび接しているようで、ちゃんと目を見てコミュニケーションが取れるようになるほど、素晴らしい経験をしています。それは彼らが皆、私にもちゃんと両手を添えて握手していたことからも、よくわかりました。愛情と情熱を持たれる先生方にも、感服いたします!!