前回のエッセイで、「旧交」について書きました。
昔から長く付き合いが続く仲間って、いいなぁって話。
で、今回は「出会い」について。
私はライブやレコーディング、イベントのお仕事などで
日常的にいろんなミュージシャンと演奏しておりますが、
初共演にして、
「ん?なんかしっくり。。。」
「肌に合う感じ。」
「やりやすーい。」
「イェーイ!」
って言えばいいのか、
言葉にしにくい感覚に包まれることがあります。
ギタリスト・杉本篤彦さんも、そのおひとり。
今月、ついにライブ共演が実現したのですが、
最初のMC(トーク)でお互いの口から
思わず出ました。
「あれ?今日が初共演でしたっけ??」
「なんかもう、ずーっと前から知ってる仲のような気がしますね。」
実は演奏はおろか、ゆっくり会話するのもその日が始めて。
なのに「音」も「人」も、馴染みの感覚。
7月14日「平井景スペシャル」@大泉学園まほうの竜
杉本篤彦(Guitar)、村上聖(Bass)、平井景(Drums)
ゲスト;市原ひかり(Trumpet)
集まってくれたこの四人は、そういう「しっくり感」がある仲間ばかりでした。
トランペットの市原ひかりさんとは
まだそんなに共演回数はないし、
私の曲も初めてのものが多いにもかかわらず、
もうすでに同じような風景を見て吹きこなしてる。
やはり最初から「同類の臭い」がしてました。(^_^;)
ベースの村上聖にーやんに至っては、
言うに及ばず。
私のリーダーユニット”K.Jag”でも
お馴染みで、4弦ベース、6弦ベースを
自在に弾きこなし、「平井景ワールド」に多大なる貢献をしてくれてます。
この日は立見の満員状態だったし、
このメンツにして「ハッピー」で「イェイ!」な空気が充満しないわけがない!
考えてみれば、よく一緒に活動してる仲間との「出会い」って
みんなそんな感じだったと思う。
今はたまたま共演する機会がなくても、
会えばまた必ず「イェイ!」になるのが分かる人もいる。
皆さんにもいろんな「出会い」があると思いますが。。。
なんというか空気感なんでしょうか。。。
「あ。この縁はずーっと続くな。」
「必ずまた会うことになる!」
「なーんか、ずーっと前から知ってたような。。。」
「お。この人からは自分にとって大きなものを得られるぞ。」
などと、”直感”することってありますよね、きっと。
それを”実感”し、そしてそれが”確信”に変わるとき、
ココロの宝物がまたひとつ、増えるんだと思います。