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(2006/6/28)

「旧交」に思うこと


いつまでも続く旧友との仲って、大事にしたいなぁ・・・
と思うこと

最近しばしば。




2006年6月23日 『 平井景スペシャル 』 @ 大泉学園 まほうの竜

新澤健一郎(P,Key)、山田章典(B)、平井景(Drs)



新澤・山田の音の絡みはサイコー! 山田・平井の柔らかく熱いリズム・セクション

なんとも心地よ〜い後味が残る
素敵なライブがありました。

終演後、メンバーもスタッフさんも、
大勢のお客さんも
み〜んないい顔してたなぁ。。。

新澤君は、よくしゃべる アッキーも、よくしゃべった でも、一番しゃべったのはこの人!

この三人でセッションするのは初めてだったけど、

その瞬間々々、「音」で、「カラダ」で、「ココロ」で会話しながら
一緒に音世界を創っていった感じがする。

私は、素晴らしい景色をたくさん観られました。幸せ!


こういうレベルで演奏できる仲間って、
実はほんとに貴重な存在だったりするんです。



'91年3月「K-Project」初ライブ@京都RAG ピアノの新澤健一郎くんとは、
今は一緒になる機会が少ないけど、
この仕事を始めた頃は、よく共演しました。

同じ大学、同じジャズ研仲間、
さらに同じ歳で同じ誕生月。
'88年頃からの竹馬の友といった存在。

'91年12月。東工大ジャズ研の仲間とコンテスト関東大会@六本木PIT INN 全国規模のコンテストで一緒に
賞をもらったこともありました。

アマチュア・バンドを経て、
そのままプロになった仲間。

20代は、今は無き六本木ピットインや
京都ラグなどで、たくさんライブしました。

ナイス・ガイの大所帯バンド「Don't Tell Mama」 いま想うと、一生懸命やってました。
余裕がない・・とも言う。(苦笑)

それから!ロック・バンドで
デビューしたこともありましたね。



そういう音楽的地盤があるから、久々に共演してても信頼感が違う。
彼も私がどんな景色見たいのか、よく分かってるんじゃないかな。

でも、たとえ懐かしい曲をやっても、
昔ではできない演奏やアプローチに当然なるわけです。

で、こうやって再会するたびに、音でいろんな会話をするんです。

お互いの成長を確かめ合ったり、たたえ合ったり。刺激も受ける。
ここまで、お互い頑張って来られてること、感慨深いねーって。



長く付き合えるって、貴重なことだなと思う。



先日のライブでは、私のオリジナル曲
"When I Left Home"をやりました。

ほんとに素晴らしい情景が広がりました。


曲が終わって、新澤くんからこんな話が。

「平井が、東京で一人暮らしをしながら
プロ・ミュージシャンになろうとする様をずっと横で見てて、
いろいろ思ってました。

自分は実家暮らしのままこの世界に入ったから
想像でしかないんですが、

平井の"When I Left Home(故郷を出た時)"の並々ならぬ決意を想うと、
演奏しながらグッと来るものがありましたね。」

確かに、卒業してプー太郎(バイト)生活を始めた頃は
もう必死で、血走ってました。(苦笑)

「特に20代は、ほんま貧乏やったぁ〜」って言いながら、
ライブ中なのに、珍しく目がうるうる。。。(苦笑)


そんな時代から今でも交流できるって、
そして同じフィールドで活躍する「良きライバル」でいられるって、
素晴らしいなって思うんです。

ありがたいと思いました。




'89年6月。私は早稲田大学へも演奏に行ってました。 今、「秀景満」というバンドでご一緒の
ピアニスト・村井秀清さんも、
アマチュア時代からの貴重な
ミュージシャン仲間(先輩)の一人。


最近、こんな話をしてくれました。

「お互いにさ、今までいろいろとやってきて、そこそこ忙しくもなってる中、
こんだけ近い音楽性で、心からツアーやライブも楽しめる仲って
もう奇跡だと思うよね。」

同感です。




先日、奈良高校時代からの親友から
こんな便りが届きました。



「遅ればせながら、秀景満のアルバム「contrail」を購入!

むちゃくちゃ良かったよ!

音楽が良かったのはもちろんのこと、
学生時代からの夢見る気持ちを
今なお持ち続けて追い続けている人が
身近にいるんだ、と思うだけで
切なく、あたたかく、希望に満ちた気持ちになりました。
がんばってください。心はいつも平井君応援モードです。

ちょうど平井君の音楽を聞いて
「ああ、この気持ち!」
(ドラえもんの作者・藤子不二雄さんの
「まんが道」って読んだことある?
まさに、あれと同じ種類の情熱を持って
「ドラム道」を歩む平井君なんだな〜)
と、勝手に感動してました。

感動さめやらぬうちに、拍手とエールを送ります。




幸せなことに、私には今でも付き合いが続く
素敵な旧友がたくさんいてくれます。


大事に長く長く温めた「友交」って、
いつか、ものすんごい「力」になるような・・・・・

そんな予感がする、今日この頃です。

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