一つ前のエッセイで、”平井景TRIO”への想いを語りました。
ここでは、発足時から最近のライブまでを振り返ってみたいと思います。
【ライブ・レポート】
2004年7月16日『平井景TRIO』@調布GINZ
渡辺剛(P,Key)、村上聖(B)、平井景(Ds)
初お披露目ということで、最終的にどんなサウンドが飛び出すか、
私自身も
ドキドキ・ワクワク。。。。。
その高揚感も手伝って、「夜が明けて一日が始まる瞬間」をイメージした
”陽のしずく”という曲を書いた。
以前に書いたオリジナルについても、
メロディーの音色や
楽器の振り分け、
曲の構成など
この三人の特色を活かしたプレイをイメージしつつ、
事前に割りと細かく決め込んだ。
「お互いのエネルギーを感じ、それを受け取って自分からも送り返す」ことをすれば
自分一人で頑張り過ぎなくていい、という実感を持った。
相手の音楽性、技量の大きさを信じられるからこそである。
またこの日は、私がピアニカという
ドラム以外の楽器を人前で初めて演奏した
記念すべき日でもあった!(汗)
演奏曲目
- 1部)
- 1.ガラスとれんがの街 (K.Hirai)
- 2.Jackpot (K.Hirai)
- 3.SuperCar (K.Hirai)
- 4.I'm In The Street (K.Hirai)
- 5.イパネマの娘 (Arranged by K.Hirai)
- 2部)
- 1.地下の声〜The Voice From The Underground〜 (K.Hirai)
- 2.陽のしずく (K.Hirai)
- 3.夕暮れ時にて 〜Sea Version〜(K.Hirai)
- 4.Agua De Beber (Arranged by K.Hirai)
- 5.CAZE〜fuita〜 (K.Hirai)
- アンコール)
- Monotony (K.Hirai) ←Kay on the pianica
2004年9月1日『平井景TRIO+1』@渋谷クラシックス
渡辺剛(P,Key)、村上聖(B)、平井景(Ds)
ゲスト;原田芳宏(Steel Pan)
その後の大阪ツアーに向けて、スティールパン奏者・原田氏を迎えたライブを行う。
「スティールパン」というとカリブ海で生まれた楽器。
一般的には「南国」「リゾート」「ラテン」「癒し」「カリプソやソカ」・・・
などのイメージで使われることが多いと思うが、
私は
「スティールパンという楽器を演奏する”原田さん”」のプレイが欲しかった。
音楽ジャンル等の既成概念にとらわれない形で
スティールパン・サウンドを自由に「平井ワールド」に吹き込んでもらうことに成功した。
この一連のツアーでは、このバンドならではの料理の仕方で
名曲のアレンジものを多いめに盛り込んだ。
演奏曲目
- 1部)
- 1.Hot Milk Tea (K.Hirai)
- 2.Hey Jude (Arranged by K.Hirai)
- 3.リンゴ追分 (Arranged by K.Hirai)
- 4.上を向いて歩こう (Arranged by K.Hirai)
- 5.Scarborough Fair (Arranged by K.Hirai)
- 6.地下の声〜The Voice From The Underground〜 (K.Hirai)
- 2部)
- 1.イパネマの娘 (Arranged by K.Hirai)
- 2.陽のしずく (K.Hirai)
- 3.夕暮れ時にて (K.Hirai)
- 4.夜空ノムコウ (Arranged by K.Hirai)
- 5.CAZE〜fuita〜 (K.Hirai)
- アンコール)
- Monotony (K.Hirai) ←Kay on the pianica
2004年9月10日『平井景TRIO+1』@大阪桐蔭高校・文化鑑賞会
渡辺剛(P,Key)、村上聖(B)、平井景(Ds)
ゲスト;原田芳宏(Steel Pan)
名門・
大阪桐蔭高校の
文化鑑賞会として、
コンサート・ホールで演奏させてもらう機会に恵まれる。
つまり千数百人の高校生たちに、
我々が文化として鑑賞されたわけです。(!?)
我々は若い高校生たちの目にはどうように写ったのでしょうか・・・気になりますね。
この日の為に私は睡眠時間ゼロで
”涙そうそう”をアレンジして披露。
この曲は歌詞がとても深い。
こういう曲を歌なしで演奏する場合、
そこに
自分なりの思い入れを注入する必要があると私は思っている。
そして
表現したい空気感を実際にはどのように具現化させるかにとても時間を費やす。
その日は、
「リズム」「音色」「コード(和音)」「曲の構成」などを変えることで、
大きくその楽曲が生まれ変わる様を説明し、様々な名曲を用いて実際に演奏した。
村上さんのベース・ソロでは、
客席に”六甲おろし”を歌わせるなど、
さすが関西の空気!
我々の予想以上に反応の良かった高校生たち。
みんなの歓声や拍手、手拍子、笑顔は我々に届いてます。
大阪桐蔭HPに少し写真が載ってます
演奏曲目
- 1部)
- 1.Volare (Arranged by K.Hirai)
- 2.イパネマの娘 (Arranged by K.Hirai)
- 3.Hey Jude (Arranged by K.Hirai)
- 4.Scarborough Fair (Arranged by K.Hirai)
- 5.SuperCar (K.Hirai)
- 2部)
- 1.上を向いて歩こう (Arranged by K.Hirai)
- 2.リンゴ追分 (Arranged by K.Hirai)
- 3.陽のしずく (K.Hirai)
- 4.涙そうそう (Arranged by K.Hirai)
- 5.CAZE〜fuita〜 (K.Hirai)
- アンコール)
- 夜空ノムコウ (Arranged by K.Hirai)
2004年9月11日『平井景TRIO+1』@大阪KNAVE
渡辺剛(P,Key)、村上聖(B)、平井景(Ds)
ゲスト;原田芳宏(Steel Pan)
このメンバーでの演奏も、お互いに理解度が深まり、
さらに一緒に飲んだり風呂に入ったりで、
人間的にもグッと近づいた状態でのライブ。
我ながらこの日はいいライブだったと思う。
この”ネイヴ”というライブハウスも、私のお気に入りであります。
やはりスタッフの気の良さ、前向きさがポイント。
この次の日は、車で東京に戻るだけである。
お好み焼き、ラーメン、たこ焼き、オムライス・・と午後から夕方にかけて
大阪でのオススメをひたすら食す。
が!その直後、高速に乗るや否や、私のローディー君(楽器や運転担当の弟子)が
スピード違反で捕まる。。。。ガックシ
演奏曲目
- 1部)
- 1.Hot Milk Tea (K.Hirai)
- 2.イパネマの娘 (Arranged by K.Hirai)
- 3.リンゴ追分 (Arranged by K.Hirai)
- 4.Scarborough Fair (Arranged by K.Hirai)
- 5.SuperCar (K.Hirai)
- 2部)
- 1.地下の声〜The Voice From The Underground〜 (K.Hirai)
- 2.陽のしずく (K.Hirai)
- 3.涙そうそう (Arranged by K.Hirai)
- 4.夜空ノムコウ (Arranged by K.Hirai)
- 5.CAZE〜fuita〜 (K.Hirai)
- アンコール)
- Monotony (K.Hirai) ←Kay on the pianica
2004年10月15日『平井景TRIO』@大泉学園まほうの竜
渡辺剛(P,Key)、村上聖(B)、平井景(Ds)
立見のお客さんには申し訳なく思ってましたが、
その中のロック少年達にも「来て良かった」などと声をかけられ、
とても嬉しかった。いろんなジャンルの人に聴いてもらいたい!
演奏は熱く、会場の空間とお客さんは暖かく、何とも楽しい時間でした。
演奏曲目
- 1部)
- 1.イパネマの娘 (Arranged by K.Hirai)
- 2.Jackpot (K.Hirai)
- 3.I'm In The Street (K.Hirai)
- 4.Scarborough Fair (Arranged by K.Hirai)
- 5.Dark Side (K.Murakami)
- 2部)
- 1.SuperCar (K.Hirai)
- 2.陽のしずく (K.Hirai)
- 3.涙そうそう (Arranged by K.Hirai)
- 4.A Cat Rides On The Cloud (T.Watanabe)
- 5.地下の声〜The Voice From The Underground〜 (K.Hirai)
- アンコール)
- Monotony (K.Hirai) ←Kay on the pianica
2004年11月12日『平井景DUO』@調布GINZ
渡辺剛(P,Key)、平井景(Ds)
ゲスト;大橋イサム(G)
ベース村上さんが海外遠征に出てしまい、
私としては
初の試み”DUO”をやることにした。
今までのドラム演奏に対する
固定概念を捨てて、いろんな可能性を模索。
結果、音楽に対して、ドラムに対して、鍵盤楽器に対しての
また違った新たな発想を持つことが出来たという意味では貴重な一日となる。
自分と相手の音だけに集中できるので、
究極的に音楽に自由になれる。
二人だからこその
「音の隙間」と
「緊張感」。
久々の共演・大橋氏がそこへ参戦しにやってきてくれるなど、
我ながら、相当聞き応えのある面白いライブになったと思う。
演奏曲目
- 1部)
- 1.When I Left Home(K.Hirai)
- 2.Rub-A-Dub (K.Hirai)
- 3.A Cat Rides On The Cloud (T.Watanabe)
- 4.夕暮れ時にて (K.Hirai)
- 5.地下の声〜The Voice From The Underground〜 (K.Hirai)
- 2部)
- 1.Cissy Strut
- 2.ガラスとれんがの街 (K.Hirai)
- 3.山月伝 (K.Hirai)
- 4.涙そうそう (Arranged by K.Hirai)
- 5.Ramblin'
- アンコール)
- 陽のしずく (K.Hirai)
- Monotony (K.Hirai) ←Kay on the pianica
2004年12月24日『平井景DUO〜二人ぽっちのクリスマス〜』@調布GINZ
渡辺剛(P,Key)、平井景(Ds)
ゲスト;小川銀士(Sax)、NORIKO(Vo)
再び二人だけでライブを行う。
前回に手応えがあった曲はやらなかったり、上手くいったアレンジは捨てて
また新たにチャレンジしてみた。
二番煎じは美味しくないからである。
やっぱりキーボード渡辺さんが相手だと、遠慮なくドラムが叩ける。
この日は、「夜明けの曲”陽のしずく”」の続編として、
とても穏やかな時間をイメージした
”空と手とココロ”を書き下ろし
初めて人前でフォークギターを弾く。
ステージ上でチューニングすることすら、こんなに緊張するものか、、、と思った。
ドラムを叩いてる時が一番リラックスする〜。
ピアニカもギターもココでしかやりません!
演奏曲目
- 1部)
- 1.イパネマの娘 (Arranged by K.Hirai)
- 2.Jackpot (K.Hirai)
- 3.I'm In The Street (K.Hirai)
- 4.山月伝 (K.Hirai)
- 5.Have You Ever Seen The Rain 〜Piano Man (Arranged by K.Hirai)
- 2部)
- 1.White X'mas
- 2.A列車で行こう (Arranged by K.Hirai)
- 3.空と手とココロ (K.Hirai) ←Kay on the guitar
- 4.夕暮れ時にて (K.Hirai) ←Kay on the pianica
- 5.地下の声〜The Voice From The Underground〜 (K.Hirai)
- アンコール)
- サンタが街にやってくる (Arranged by K.Hirai)
- My Favorite Things (Arranged by K.Hirai)
2005年1月19日『平井景TRIO〜帰ってきたキヨシ〜』@調布GINZ
渡辺剛(P,Key)、村上聖(B)、平井景(Ds)
【二度のDUOを経てから、再びTRIOになることで、
また今までとは違った発想や役割分担で演奏ができる。
3点からなる
三角形がいろいろ変化する様がとても良く分かる。】
演奏曲目
- 1部)
- 1.イパネマの娘 (Arranged by K.Hirai)
- 2.Jackpot (K.Hirai)
- 3.Rub-A-Dub (K.Hirai)
- 4.山月伝 (K.Hirai)
- 5.SuperCar (K.Hirai)
- 2部)
- 1.Dark Side (K.Murakami)
- 2.陽のしずく (K.Hirai)
- 3.空と手とココロ (K.Hirai) ←Kay on the guitar
- 4.夕暮れ時にて (K.Hirai) ←Kay on the pianica
- 5.Agua De Beber (Arranged by K.Hirai)
- アンコール)
- A Cat Rides On The Cloud (T.Watanabe)
次回のライブは、4月9日@調布GINZ。
次のステップを目指し、充電しておきます。
今後の”平井景TRIO”、乞うご期待!