平井景 PROFILE(ロングバージョン)
平井 景(ひらいけい)Kay Hirai
ドラマー
作曲家
音楽プロデューサー
Bright Sun's Record(ブライトサンズレコード株式会社)代表取締役
1968年4月生まれ。大阪生まれ、奈良育ち。血液型AB。
7才より電子オルガン(ビクトロン)を始め、13才からドラムスに没頭する。中学時代からバンド活動を始め、5才年上のプロ志向バンドにも在籍し、ドラマーとして鍛え上げられる。
学生時代は、ロックやジャズ、ワールド・ミュージックなど、あらゆる音楽に影響を受け、ドラムス、電子オルガンだけでなく、ギターやベースなど、様々な楽器を演奏し始める。また、絵画コンクールで受賞したり、8ミリ映画を複数制作するなど、音楽や映像、モノを創ることが好きな子供であった。
県立奈良高校を卒業後、1988年、東京工業大学への進学を機に上京。本格的にプロ活動をスタートしたのは、大学を卒業した1992年。関東を拠点に、様々なバンドやアーティストの、ライブ・コンサート、レコーディング、テレビ・ラジオ出演等の経験を重ねる。
大学在学中の1990年には、ジャズドラマー・久米雅之氏に師事し、ジャズ・ドラミングの基礎を学ぶ。さらに、プロ活動をはじめて10年過ぎた頃の2002年、トップドラマー・山木秀夫氏のアシスタントを志願し、多大な影響を受ける。2003年には、小野瀬健資・喜納昌也両氏に師事し、モーラー奏法を学んだ。
コンテストでの受賞暦も数多く持つ。(1991年「Matsuda Urban Sound Inter College '91」準グランプリ&最優秀個人賞、1993年「第5回イムズ・ジャズバンド・コンテスト」グランプリ受賞、2000年 「横濱JAZZ PROMENADE ジャズ・コンペティション」グランプリ、市長賞、ジャズ・クラブ賞の三冠受賞など)
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1991年から現在に至るまで、音楽活動の軸となっているのが、自身のリーダー活動である。
数多くのライブ・コンサートやツアーを自ら企画し、多彩な一流ミュージシャンを率いて全国展開。その数は1000回を優に超える。特に2005年頃からは「平井景スペシャル」と銘打って、自ら書き下ろした楽曲で全プログラムを構成し、リーダー&作曲家として、自らの音楽表現に精力を注いでいる。
そのリーダー活動の例としては、以下のようなものがある。
1993年~2002年、一時代を築いた今は無き超有名ライブハウス・六本木PIT INNでは、自身が企画したライブに限っても150回におよぶ。
1991年から現在に至るまで、故郷・奈良(主に奈良学園前ホール)を中心とした凱旋コンサート・ツアーは、毎年欠かさず行っている(2020年のみ、コロナ禍でキャンセル)。
1997年~2003年、奈良の歴史的名所・天川村へは、「平井景スペシャル・ジャズ・ユニット」が、7年間にわたり毎年招致された。奈良県天川村との縁はその後も続き、2017年には、天河大辨財天社(天河神社)能舞台にて奉納コンサートを実現させ、自作曲の数々を披露、地元の新聞各紙で大きく取り上げられた。
奈良県主催の音楽イベント「ムジークフェストなら」へも招致され、2018年に奈良・手向山(たむけやま)八幡宮、2019年に奈良・壷阪寺や大神(おおみわ)神社、2022年には奈良・春日大社にて、自身のコンサートを披露している。
さらに2018年の東京「渋谷音楽祭」においては、東急文化村が主催するSHIBUYA 109(エントランス前特設ステージ)でのワンマンライブを「平井景スペシャル」が務めた。その他、平井景のリーダー活動に関しては枚挙にいとまがない。
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2002年の発足当時から参加するバンドに、ピアノトリオ「秀景満」(村井秀清(Piano)、平井景(Drums)、須藤満(Bass))がある。自らの楽曲も提供。多いときには年間60回の公演を精力的にこなすなど、全国的に活動を展開。2枚のアルバム『CONTRAIL』『Garden』は、TOWER RECORD、HMVなど大手CDショップのヒットチャートに上るなど、人気を博す。
2007年~2008年、市原ひかり(Trumpet) のグループに在籍。精力的なライブ活動を全国で行う。2008年に『Joy / 市原ひかり』をポニーキャニオンからリリースし、自らの楽曲も2曲提供。NHK「トップ・ランナー」にも出演している。
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2009年、自身のオリジナル曲を収録した初CD作品、1st.アルバム『SORA / 平井景』をリリース。NAOTO(Violin)、榊原大(Piano)、村上聖(Bass)、原田芳宏(Steel Pan) が参加し、クラシックやジャズ、ワールド・ミュージックの垣根を超えたサウンドと、高い評価を得る。CDリリース記念として、東京・原宿 QUEST HALL では、ステージやミュージシャンをカメラ5台で狙いステージ背後に投影するなど、様々な演出を試みた大々的なお披露目コンサートを開催。その他、全国20ヵ所以上におよぶリリース記念ツアーでは、ソールドアウトが連発した。
このCD『SORA』のリリースを機に、新レーベル「Bright Sun's Record(ブライトサンズレコード株式会社)」を設立、代表取締役を務める。音楽、映像、コンサートやイベント、セミナーなど、様々なアートワークをプロデュースしていく母体となっている。
2011年、コンサートDVD『平井景プレミアム IN CONCERT』を発売。 NAOTO(Violin)、榊原大(Piano)、村上聖(Bass) を招いた、東京・ゆめりあホールでのコンサートの模様を収録。音楽のみならず、映像へのこだわりも強いことを世に示す。
さらに2010年から、完全にドラムスだけのソロ・ライブを行うなど、新たなアートワークにもチャレンジ。2011年、世界でも稀なドラムスだけのCD『Art Of Solo Drumming / 平井景』を、レコーディング・エンジニアの赤川新一と共同プロデュース。CDおよびハイレゾ配信でリリースした。
翌2012年には、信州3会場でのコンサートを収録した DVD&Blu-ray『Live Around The Mountain Side / 平井景スペシャル』を、赤川新一プロデュースでリリース。長野の重要文化財・旧制松本高校の講堂など、会場の選び方へのセンスを見せる。
2016年、オリジナル楽曲のスタジオ録音CDとしては二作目となる、2nd.アルバム『Running Man / 平井景』をリリース。参加メンバーは、NAOTO(Violin)、榊原大(Piano)、Andy Bevan(Sax, Flute)、村上聖(E.Bass)、納浩一(A.Bass)、柏木広樹(Cello)、さらにレコーディング・エンジニアには赤川新一を起用。リリース記念コンサートは、東京・座・高円寺2、東京・めぐろパーシモンホール、長野・まつもと市民芸術館、奈良・学園前ホール、静岡・天竜壬生ホール、福井・勝山城博物館のほか、10数カ所の全国ツアーを敢行。
さらに2018年には、オリジナル楽曲のスタジオ録音CDとしては三作目となる、3rd.アルバム『ごろごろ / 平井景』をリリース。参加メンバーに、寺地美穂(Sax)、高瀬龍一(Trumpet)、青柳誠(Piano)、光田健一(Piano)、越田太郎丸(Guitar)、村上聖(Bass) が参加。リリース記念のコンサートは、東京・めぐろパーシモンホール、長野・ザ・ハーモニーホールなど、10数カ所の全国ツアーを敢行。この時期のラジオ番組へのゲスト出演は、MBS「ありがとう浜村淳です」をはじめ20本に及び、また全国音楽誌「ジャズ・ジャパン」でも大きく取り上げられるなど、高い評価を得る。
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ドラマーのみならず、作曲家、プロデューサーとしても、活動は多岐に渡る。
2010年、音楽ライター・島田奈央子がプロデュースした新感覚クリスマス・アルバム、CD『Something Jazzy / アイランド・クリスマス ~冬の休日、女子ジャズ』(P-VINE) では、サウンド・プロデュースを担当。ドラムス演奏のみならず、全ての楽曲のアレンジや作曲を手がける。
島田奈央子との共同プロデュース活動は多く、2022年には、「リビングで聴きたい音楽はリビングで作るに限る!」というコンセプトで、CD「Something Jazzy~メロディ・イン・ザ・リビングルーム」を制作。平井景が、全ての曲を書き下ろし、ドラマー兼音楽プロデューサーを務めた。
2011年~2019年、長野在住のピアニストのCD4作品『Field』『Gift』『Free Bird』『山岳幻想曲』をプロデュースし、「信州ジャズ」という新ジャンルを確立させ話題となった。さらに、トップベーシストの初リーダー作『Pleasure / 平石カツミ』(2016)のほか、山梨のシンガーソングライターのCD『Sketchbook / nanamari(八ヶ岳南麓ボッサ)』(2016)、長野の箏奏者の集大成作品『Story / 渡辺邦子』(2020)、新進気鋭ピアニスト・江本翔のデビュー作『Trial / EMO Tribe』などを手掛け、自身のレーベル Bright Sun's Record より立て続けにリリースしている。
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近年、作曲家としての活動も著しい。
・大手証券会社のCM(野村アセット・マネジメント、日興証券など)
・内閣府の啓蒙ビデオ
・テレビやラジオのテーマ音楽(NHK「美の壺」、NHK-Eテレ「しあわせ気分のイタリア旅」、NHK-Eテレ「テレビで外国語」、NHKラジオの語学番組(2015年~2022年)など)
「ドラマーで作曲家」という、日本では稀有な存在であり、朝日新聞、読売新聞など全国各紙の文化面、ジャズジャパンなどの音楽誌、ラジオ番組でも紹介されることも多い。その多彩ぶりが、常に注目されている。
→これまでに発表した作品を「ディスコグラフィ」で見る
メールでのお問い合わせ先:
mail_to_kay2019@kayhirai.com
平井景公式ウェブサイト [site-K]:
http://www.kayhirai.com/
Bright Sun's Record ウェブサイト:
http://www.brightsunsrecord.com/