『ごろごろ』/ 平井景
2018年11月21日発売
Bright Sun's Record (BRSR-CD010)
デジパック6面(6Pブックレット、ライナーノーツ付き)
ドラマー&ソング・ライターのパイオニア! 大きな転換期を迎えた平井景のリーダー3作目。
これぞ、感動と躍動のジャズ・フュージョン進化形!
ドラマーでありながら、NHK番組テーマ曲なども担当する作曲家、“信州ジャズ”のプロデューサーとしても活躍する、日本では稀有な存在の平井景。
スタジオ版としては2年ぶりの本作も、全曲にわたり、平井景による書き下ろしの意欲作。
閉塞感を吹き飛ばしたい今の時代だからこそ、<心に響くメロディ/晴れやかで爽快なリズム/パンチのあるアコースティックなサウンド>に、こだわる。
ご購入方法
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→Bright Sun's Record
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参加ミュージシャン
Producer: 平井 景
Co-Producer,Liner-Notes: 島田奈央子
Mixing: 芹澤 薫樹
Mastering: 小鐡 徹
Cover Arts: 木虎 徹雄
収録曲
- To The Country
- ごろごろ
- 風雲
- Kodama
- I'm In The Street
- 平成音絵巻
- Band Wagon
- It's Billy!
- Message(→YouTubeでプロモーション映像を見る)
※クリックで試聴できます(MP3ファイル)
All songs written by Kay Hirai
Recorded on August 27, 31 & September 8, 2018 in Tokyo
『風雲』イメージビデオ
『Message』イメージビデオ
ライナーノーツ(抜粋)
by 島田奈央子(音楽ライター)
過去2作品『SORA』、『Running Man』は、ヴァイオリンの音色が特徴の、クラシック要素が大きいものだったが、本作では躍動感たっぷりのクロスオーヴァー系サウンドに。ドラムの存在感はさらに大きくなり、メンバーも一新。
ワン&オンリーの音色を持つ“ドラマー”かつ、心に残るメロディを書く“作曲家”、これが音楽家・平井景の特徴と言える。あるミュージシャンが「彼は身を削って曲を書いている」と言った。さまざまな経験が、創作の糧となっているのだ。
奈良県天河神社で行った奉納ライブでは、自然の音の中でドラムを叩き、神々しい体験をした。「ごろごろ」はその帰り道に、世界遺産の山々、渓流に転がる巨大な丸い岩たちを見て、不思議なメロディを作った。
ライブでも人気の曲「風雲」は、四国・高知の怒涛の海を眺めながら、幕末の志士たちの壮絶なストーリーをオーバーラップさせて書きあげた。ドラマティックな展開は、まるで龍が天に舞い、馬が風を切って疾走するかのようだ。
大事な理解者たち、さらには父親との死別も、この作品作りへの大きなきっかけとなった。
心打つバラード「Message」は、これまでの作品を共に作ったレコーディング・エンジニア、赤川新一氏の死に直面した時に、曇り空からメロディが降りてきたという。
「出会いにも別れにも、全てに意味があるはずだ」。50歳を迎え人生の大舞台に立つ平井は、先立った人達からのメッセージを一つ一つ紐解きながら、作品作りに没頭している。
平井景 本人による楽曲コメント
- To The Country
- 「日々の閉塞感を吹き飛ばすような、心晴れる曲が聴きたい」という母親の言葉がきっかけで、2018年に書いた曲。トンネルを突き抜けて、そうだ、旅に出よう!
- ごろごろ
- 奈良・天川村のエメラルドグリーンの渓流。神々しい山々に囲まれ、水辺には太古の歴史を感じるダイナミックな丸い岩だらけ。ここに流れる時間は異次元だ。2017年夏、天河弁財天・能舞台での奉納演奏の帰りに作曲。青柳誠さんの、「ごろごろ」と転がっているような、絶品でユニークなピアノソロをフィーチャーしました。
- 風雲
- 激動の時代を生きた“風雲児”たちの凄まじさ。2017年、高知県へ訪れる道中の深い山々、怒涛の海を眺めて、歴史へのロマンを感じ作曲。7/8拍子で浮遊感、6/8拍子でスピード感を表現しました。ここでの光田健一さんのピアノには驚かされます
- Kodama
- 気高い山々に囲まれた自然界をドラムで表現しました。ドラムだけで、いろんな情景を奏でるのが好きです。
- I'm In The Street
- 故郷・奈良から上京した頃、都会の人混みには圧倒されたものです。「僕は雑踏の中にいる」「ここだよ!」という心の声を曲にしました。作曲を独学で始めたばかりの、1997年頃の初期作品です。当時、この曲を何度も演奏したトランペット高瀬龍一さんが、このアルバムで、感動的なソロを吹いてくれています。
- 平成音絵巻
- 昭和世代の我々が、平成という時代を生き抜く物語。そんな平成も終わり、新時代に突入するのですね! ライブでも大好評のこの曲が、ついにアルバムに収録されました。
- Band Wagon
- 平井のドラムと村上聖さんのベースだけで、このアルバムのために作りました。タイトルは「ライブツアーを回る時の車」のこと。村上さんとも長年にわたり、一緒に車に乗ってたくさんツアーを回りました。メロディを前面にプッシュした曲が並ぶこのアルバムですが、ちょっと一息、なるべくメロディを控えめにしました。それが、意外にラジオやテレビ業界の方には好評だったりします。
- It's Billy!
- 平井の若手時代、アメリカ・ナッシュビルから来日すると必ずツアーに参加させてもらったカントリーシンガーB.J.(ビリー・ジョー・クレイトン)に捧げた曲。少年のようにお道化もので、人を笑わせるのが好きな人「イッツ、ビリー!」(関西弁ではお調子者を「イチビリ」と言います)。ここでは、越田太郎丸さんのギターが大活躍。「イチビって」くれています。
- Message
- 永遠の別れにも、きっと意味がある。それは旅立った人からの“メッセージ”。そう信じて、前を向いて歩きたい。2018年に入ってこの曲を書けたことが、アルバム制作への背中を押しました。寺地美穂さんがそんな想いを受け止めて、ソプラノ・サックスで一音一音、大切に奏でてくれました。
メイキング映像 on YouTube
『ごろごろ』メイキング映像 #6
このほか、レコーディング風景や制作過程をまとめた20本の1分動画がYouTubeで視聴可能!
→YouTube再生リストへ
[その他の作品]
『SORA』
2009年発売の待望の初リーダーアルバム。"ドラマー"や"ジャズ"といった枠を超えた、平井景の幅広い音楽性をあますところなく詰め込んだ1枚。
『Running Man』
『SORA』から7年を経てついに完成したセカンドアルバム。メロディアスでドラマティックな展開にさらに磨きをかけた珠玉の作品。
『平井景プレミアム IN CONCERT』
アルバム『SORA』のレコーディングメンバーが集結した東京ゆめりあホールのコンサートを収録した、最上質の映像作品
『Art Of Solo Drumming 2』
ドラマー・平井景の”真骨頂”!日本の風景に育まれた、独自のドラム・サウンド。前代未聞と高評価のドラムソロCD「Art Of Solo Drumming」の第二弾が、ついに登場。