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(2004/1/21)

交通安全推進ドラマー、誕生!

「あかん、やってしもた、やってしもた!!」
ぶつかった衝撃で目が覚めた瞬間に、状況は把握できました。
スローモーションで、道路左わきの標識をなぎたおし
ガードレールに乗り上げ右向きに倒れる車。
私はそのハンドルを握り締めるほか、成すすべがありませんでした。

ノアくん、ごめん 2003年で私にとって一番の出来事といえば、
夏に起こしたこの単独自動車事故です。

怪我は右腕の皮膚を損傷するにとどまりましたが、 太ももから皮膚の移植手術をし、そのまま
入院しました。 車はグシャグシャで全損廃車、
仕事は3週間キャンセルです。

結果的には「これくらいで済んで良かった」と
思うことにしてますが、 ほんの一瞬の不注意でこんなに大変なことに
なるなんて、、、、、、、反省。

今回は「不幸中の幸い」といえる奇跡がいくつも重なりました。

人を危めなかったこと
住宅地にある細めの道路だったし、平日の夕方だったし、
現場の横は中学校でした。 よく人がいなかったものです。
自分では安全運転するタイプだと思っていたし、普段から通行人には気をつけていました。 それでも、車の運転中は一瞬で殺人者にもなり得る
ということです。今でも思い出すと、冷や汗がでます。

24時間、腕あげっぱなし 演奏に影響のない程度の怪我ですんだこと
右腕が割れた窓から外に出てしまい
アスファルトの地面で肘近くをこすったのですが、
とっさに腕を引っ込めた(ような気がする)のも
良かったのか、 骨や神経、筋などを痛めること
なく、運動機能に悪影響が残らなかったのは
本当に助かりました。再びドラムを 叩けるように回復することだけを祈る入院生活でした。

対向車が来なかったこと
反対車線で運転席を下側に倒れたため、対向車が来ていたら
私はグシャッとつぶされていたかもしれません。

こうやって言葉を残すこともなく命を落としてしまう人が
世の中にはたくさんいるのですね。
そして誰しもその可能性を持っている。

すべては「生きてこそ」だと痛感しました。

それから高い代償を払って学んだこと------
「睡眠」は大事!!

事故をおこすまでは慢性的に睡眠不足でしたが
ずーっと続くうちに「睡眠不足も慣れてくるな」などと思ってました。
事故前夜の睡眠も4時間を切ってたかな。

35歳ともなると、予告なくカクンっと意識が無くなるんですね。
夕方で眠いとも思ってなかったし。

車やバイクにさえ乗っていなければアリなんですが、
運転中はほんの2、3秒の居眠りもアウト!


かくしてここに「交通安全推進ドラマー」が誕生したわけです。

わざわざこの文章を掲載したのも、これを読んで一人でも多くの方々が
気持ちを引き締めることになれば、 との願いからです。

右腕の傷跡は、二、三回再手術をすればもっときれいになるらしいのですが、 自分への戒め(いましめ)としてこのまま残しておきます。

蓼科音楽祭の打ち上げ 今は、皆さんの前で元気いっぱいで演奏できることを 心から喜んでいる毎日です。

「左の写真は、復帰第一弾!
"平井景トリオ@蓼科音楽祭"終了後。
左から続木徹さん、私、山下弘治さん」

事故後の2003年後半は、いろいろ考えるところがありました。
2004年は気持ちも新たに、ひとつひとつ大事に演奏していこうと思います。

「平井景、新人ドラマーでーす!どうぞ宜しくお願いしまーす!!」

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